札幌東高校の進路指導

【進路指導の基本の考え方】
○高い進路目標を持ち、自己実現を果たせる態度や能力の育成に努めます。
○自己理解を深めさせ、課題を解決する能力を育て、大学での学びの基礎を育成します。
○情報を共有し、学習指導と連携した進路指導の実現を図ります。

【進路指導の実際】
1 進路意識の高揚を目指した活動
(1) LHR・個人面談を通じて、主体的な進路選択ができるよう支援します。
(2) 将来を見通すために必要な体験的な活動(先輩に聞く会、職業人に聞く会、インターンシップ、大学ミニ講義、北大等オープンキャンパス、東京地区大学訪問、海外研修)を学年に応じて設定し、意欲や関心を喚起できるよう指導します。
(3) 大学での学びや社会生活に関する情報を提供し、進路選択の一助とします。

2 進路志望実現のために必要な学力向上対策
(1) 長期休業や平常日における講習について、模擬試験等の結果を踏まえながら研究・検討を加え、効果的な実施を目指します。
(2) 模擬試験等の実施結果を十分に分析し、その効果的な活用を図ります。
(3) 校内実力テストにより、北海道大学をめやすとした学習到達度を確認し、出願後の指導資料とします。
(4) クリティカル・シンキングの力を基盤として、各教科での思考力や課題の発見や解決する力を養い、大学での学びを具体的に考える一助とします。
(5) 学習環境を整備して、SSDによる自学自習のサポートを行う。(SSD;Self Study Day 土曜日校舎開放による自学自習支援制度)
(6) 難関大への進学指導として、大学探訪、入試問題研究収録等を活用し、難関大学への志望者を育成します。

 3 大学入試制度に対応した進路指導の推進
(1) 推薦入試、AO入試などの情報の収集や伝達に努め、指導内容を研修し、個々の生徒の要望に応じた進路指導を進めます。
(2) 前年度の入試結果について、綿密かつ多角的に分析し、それを共有・認識することにより、組織的な進路指導に役立てます。
(3) 2020年入試にむけて、個別大学の入試の方針や実態を研修し、指導内容や方法を検討・整備していきます。

 4 進路情報および資料の収集、整理、分析とその活用
(1) 進路指導室及び第二進路指導室内の資料を充実させ、生徒、教員共に利用・学習できる資料の整備をし、その活用を図ります。
(2) 進路情報の発信に努めます。

  

  

 

 

SSD(Self Study Day)について

 SSD(Self Study Day)とは、生徒の自学自習をより一層促すために、土曜日に学校を開放している制度です。
 「家では勉強に集中できない」「1人で勉強するのは寂しい」「わからないところは誰かに質問したい」など、勉強に不安を抱えている生徒が、「勉強する雰囲気がみなぎっている」「先生が丁寧に質問に答えてくれる」などと、SDDを活用し自身の学力向上に生かしています。
 特にSSDに対して、積極的に参加している学年の進路結果は大変良いものとなっております。

東京地区大学訪問について

 東京地区の大学を訪問し、大学の授業や研究を体験的に学習して、自分が将来学ぶために必要な能力や資質を理解し、よりよく学ぶ態度を育成するものです。東京大学、早稲田大学、立教大学等の研究内容に触れるだけでなく、本校のOB、OGとの懇談から具体的な将来像についてイメージすることができます。

【具体的プログラム(平成30年度実施内容)】
①国際基督教大学におけるリベラルアーツに関する講義受講
②東京大学における国際保健衛生研究室の訪問
③早稲田大学におけるボランティアセンターを訪問し、「体験の言語化」講義受講
④立教大学における「1 day Passport」参加
⑤大学生との情報交換、個別大学訪問