校長挨拶

北海道札幌東高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 
 本校は、明治12年に札幌区立女子職業学校として開校し、その後昭和25年に北海道札幌東高等学校となり、創立全日制117年、定時制56年を迎える伝統校です。例年、卒業生が国公立大学や私立大学等、上級学校に多数進む進学校であります。卒業生は2万7千人を数え、全道、全国で多くの同窓生が第一線で活躍しています。
開校以来本校の精神として、己の欲望に打ち勝ち、自ら進んで努力することを意味する「克己自彊」が本校の校訓として受け継がれています。その精神のもと生徒達は広い視野、深い英知、創造的な思考力や、思いやりのある豊かな心、自ら心身を鍛錬する力を培っています。
 全日制においては、スクールミッションとして「次世代を担うリーダーとしての素養を身につけ、社会をイノベントする人材の育成」「我が国や国際社会の問題や課題を発見・解決し、新たな価値を創造できる生徒の育成」を掲げています。予測不能な現代社会で新たな価値観を見いだし、自ら人生を切り拓く力を身につけるために、4つの資質能力(東高コンピテンシー)として「Knowledge(知識の活用)Thinking(考える力)Research(探求する力)Collaboration(協働する力)」の育成を図っています。また、地域や生徒の実態に応じた、生徒自身が主体的に取り組む教育課程を展開し、普段の授業を始め、学校祭をはじめとした生徒会活動、部活動、地域と連携した探究活動などに生徒達は積極的に取り組んでいます。
 また、定時制においては、「キャリア教育を通し、自己のキャリア形成により、自己の在り方生き方を考え、主体的に進路を選択できる生徒の育成」「望ましい勤労観、職業観を身に付け、自己実現のために努力する生徒の育成」をスクールミッションとし、社会の一員として必要不可欠な力である、基礎・基本的な学力の定着、人を思いやる力、コミュニケーション能力の育成を図っています。
 今年度も、保護者や地域の皆様から期待され信頼される学校づくりを目指し、生徒一人一人に寄り添ったきめ細かな指導を手掛けるとともに、「未来に貢献する生徒」を育成するため、教育活動のより一層の充実に努めてまいります。今後とも本校へのご支援とご協力をよろしくお願いします。

 

 北海道札幌東高等学校長 須 藤 克 志