給食献立
食育ニュース

11月は「日本の食文化」についてです。

 11月24日は「和食の日」です。日本には四季があり、その中でも秋は、多くの作物が実り、気候もよくなって食欲が増すという意味で「食欲の秋」といわれています。その実りの多い秋に、「和食」文化の大切さを再度知るきっかけになるようにと制定されました。日付は、『いい(11)日本食(24)』の語呂合わせからです。農林水産省は、食料の持続的な確保が世界的な共通課題となる中で、日本の食の未来を守るために、令和3(2021)年度から、「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」をスローガンとする国民運動を開始しました。日本の「食」と「農」が抱える課題や未来について、考えてみてほしいです。

〈給食一口メモ〉

・立冬(11月7日)

 立冬は、二十四節気のひとつで冬のはじまりを意味します。だんだんと日が短くなったと感じられるころです。この時期には、体を温める旬のもの(春菊、にんじん、長ねぎ、かぶ、だいこん、白菜など)を食べ、厳しい冬を乗り切る準備をしましょう。

 

・チーズの日(11月11日)

 多くの人にもっとチーズに親しんでもらいたいと制定されました。チーズは、たんぱく質、脂質、ビタミンA、ビタミンB2、カルシウムなどが豊富です。塩分は、種類によって多いものから少ないものまで、さまざまです。料理に使うときは、チーズの味を生かして調味料を控えるとよいです。

 

・鉄分の日(11月26日)

 鉄分の重要さとそれが不足して生じる鉄欠乏症や鉄欠乏性貧血などについての啓蒙活動を行うのが目的で制定されました。日付は、鉄の元素記号が26であることから、「いい(11)鉄分(26)」からです。鉄が不足すると、赤血球の中のヘモグロビンが減って赤血球の数が減るため、酸素の供給が十分にできない状態となります。これを「鉄欠乏性貧血」といい、集中力の低下、頭痛、食欲不振などの症状があります。また、筋肉中のミオグロビンが減ることで、筋力低下や疲労感といった症状も起こります。