地域をつなぐアプリを生徒が開発

探究部
 3月27日(水)菊水会館において2年生のクロスさん、本間さんが「総合的な探究の時間」に開発したアプリ(クッピー)について菊水町内会連合協議会や関係の方々約20名に来ていただき発表しました。

 このアプリは地域通貨のシステムを応用したコミュニケーションツールで、上記の生徒が「本校の所在する白石区菊水は人口が多い割に人間関係が希薄なのではないか?」と問いをたて、「クッピーがこの問題を解決する」と仮説を設定し検証を進めていたものです。生徒がフィールドワークで訪れた菊水まちづくりネットワーク会議から、「硬直状態の町内会を再び活発にする」とアプリの実現化を提案してくださり、今回の生徒の発表が実現しました。この中で、クッピーはボランティア活動や営利を目的にしたものではないことや高齢の方がコインを獲得する方法、防犯対策などの問題点やクッピーの様々な可能性について協議されました。
 探究活動を通して、生徒が年代の異なる様々な考え方を持つ大人と対話を通して議論を深める中で社会の一員であるという自覚が生まれ、社会の中でよりよく生きること(well being)を自分事として考えるきっかけができました。社会に可能性の種を高校生が植えただけでなく、複雑な社会を高校生も変えていくことができると認識する機会になりました。